生活と食事習慣5つの見直し
脳梗塞を発症と再発予防に役立つ生活と食事習慣を5つにわけて見直していきましょう。
その前に、再発予防の根本となる3つを紹介していきます。
再発予防の3つの柱
- 薬物療法
- 生活と食事習慣の管理
- 定期検査
1.薬物療法は、血栓を予防。2.生活と食事習慣の管理は動脈硬化を予防。3.定期検査は上記1・2で再発予防になっているかのチェックとなります。
今回は、2.生活と食事習慣の管理について整理していきましょう。
その1 血圧を毎日測る
毎日決まった時間に測定します。できれば朝は起床後1時間以内に、夜は就寝前のリラックスした時間に測ります。
医療機関でも測りますが、最も重要な情報となるのが家庭で図る血圧です。
その2 食事の塩分を見直す
脳梗塞の危険因子である高血圧を防ぐには薬の服用に加え日々の減塩した食事が効果的です。
汁物はお汁まで飲まない、だしのうまみや酸味を利かせた味付けなど工夫して美味しく食事を召し上がることができます。
塩分を制限した宅配食サービスを利用するのもよいでしょう。
その3 肥満の改善
後遺症により、運動不足になることもあります。生活の中でできる範囲で体を動かしてみましょう。
その4 禁煙、節酒
たばこの有害物質が血管を収縮させたり血管を傷つけたりします。
またお酒の量は担当医と相談して決めましょう。
その5 水分補給と寒暖差に注意
特に夏はこまめな水分補給で脱水予防
冬は寒暖差による血圧の急変に気を付けましょう。
最後に
中でも食事というのは、今まで家事をしていなかった家族が作るようになったり、また他の病気との兼ね合いで食べ物の制限があるなど、調整が必要なことがあります。
また、転倒リスクがある場合は活動量が低下しがちです。リハビリを受けられるサービスを利用したり、ご自身やご家族と一緒に動ける範囲で活動するのもいいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。