リハシード(rehaceed)とはリハビリテーション(rehabiritation)と「超える」という意味のexceedを掛け合わせた言葉です。「Ceed」自体も「進む」という意味があります。
今の身体状態を超えた麻痺などの改善を図り、より生活がしやすくなることを目的にしていきます。

~福岡でおすすめされる自費リハビリを目指して~
リハシード福岡は、福岡県で初めての川平法(促通反復療法)を行う自費リハビリです。
回復期病院を退院した方、発症から180日を過ぎた方、急性期病院を退院され回復期病院を経由していない方も対象になります。病院から退院される時に「これ以上の改善は難しい」と言われた方に対しても更なる身体の可能性を引き出して施術をします。まずはご体験ください。川平法をお届することでより動きやすい手、楽に動きやすい歩行を目指していきます。
使いやすい身体になり、より笑顔にあふれた生活を当たり前に過ごしていく、リハシード福岡の願いです。
保険内リハビリと自費リハビリ
介護保険導入前のリハビリテーション
介護保険が導入される前のリハビリテーションとはどうのようなものだったのでしょうか。それは入院の日数制限もなく退院した後も外来リハビリにて継続して行っているものでした。問題となっていたのは、疾患に対して適切な入院期間になっているか、ということでした。また脳卒中のリハビリテーションに関しては「リハビリのためのリハビリ」という言葉がありました。科学的な根拠も立証されておらずしかも日常生活に直結していないリハビリを繰り返しさせていないか、リハビリ室でできても病棟や自宅で同じような動作ができないということも問題視されていました。

リハビリ難民問題
2000年、介護保険制度が導入されました。それは家族で介護が必要になった場合、家族で介護をするのが当たり前だったのが社会で介護をしていこうという制度です。退院した後もデイサービスやショートステイ、訪問看護などサービスも充実しています。介護度により制限はあるものの、必要なサービスを受けられる制度です。

同時に医療保険も大幅な診療報酬の改定がありました。疾患別の入院期間の日数制限が加わりました。医療も急性期、回復期病棟、医療療養型病棟と区分をすることで医療体制が整理されました。
中でも回復期病棟では、リハビリテーションを集中して行うよう1日最大3時間のリハビリテーションの提供します。目的志向型アプローチにて日常生活の改善に役立つチーム医療の下リハビリテーションの提供、そのためにしている日常生活評価のFIM改善を重視し総合実施計画書を作成しご本人ご家族へ説明、在宅復帰率を向上させ、入院期間の短縮することを目的にした病棟です。可能な限り在宅復帰をして頂くためにリハビリテーションを充実させた病棟とも言えます。
在宅へ退院後は介護保険サービスを利用していくことになります。しかし介護保険の目的は一人の介護者を社会で見ていくということにあり、生活能力の獲得や維持、転倒予防、介護負担の軽減等を目的としたサービスであり麻痺の改善はデイケア等に所属する理学療法士や作業療法士の技術や方針に委ねられています。また、退院後の介護保険を利用できない方々や地域差、また介護保険利用しても回復期病棟ほどの充実したリハビリではないことなどがあり、新たに「リハビリ難民」という言葉が生まれました。退院後にリハビリを受けたくても受けられないまたは十分に受けられない方々を指す言葉です。医療保険の整備と介護保険の導入により社会全体が整った面がありますが、必要な方へリハビリが十分に受けられないという問題が出てきました。

麻痺改善から見た保険の問題と新たな選択肢
現行の医療保険でリハビリを受けられる期間は制度上、制限されています。その後に介護保険の認定を受けてデイケアなどのリハビリが可能になりますが、40歳以上の方が対象となるため若くして麻痺の後遺症がある方は対象外になってしまいます。またデイケアでは1回利用あたりの個別リハビリの時間も短く介護保険サービスを利用する回数も介護度により決まっており、麻痺の回復よりも、生活の能力獲得や維持が主になってしまう現状にあります。このように、引き続き「積極的にリハビリを受けて麻痺を改善したい」と思っていても保険内では行うことがなかなかできません。
政府は「アクションプラン2016」で公的保険外のサービス産業の活性化を目標に掲げています。その具体例の一つとして、これまで介護保険内で十分にカバーできなかったリハビリサービスを保険外で行う、というものです。
保険内リハビリにはこのように制度上の限界がある中、社会的に注目が集まっているのが、「自費リハビリ」です。
リハビリテーション技術について
リハビリテーションの技術についてのお話をします。以前のリハビリテーションというのは、科学的根拠のないものでした。なぜなら、特に脳卒中片麻痺後遺症というのは、人によって回復の仕方が様々で体系化した治療法は今までもありますが科学的根拠を示しかつ臨床の場で使える治療法というのは存在しなかったからです。回復期の期間に麻痺の改善が図られても、自然回復なのか?リハビリテーション技術によるものなのか?明確ではありませんでした。
川平法は麻痺が改善することが科学的根拠により証明されたリハビリテーションです。その他にも「麻痺が改善する」ことが立証された治療法は発表されました。
川平法を含めその他の治療法も「脳の可塑性」を利用した治療法と言えます。脳の可塑性というのは、急性期、回復期の段階に最も発揮される脳の仕組みでありその時期に治療を用いることで従来のリハビリテーションより治療効果が高いと証明されています。川平法に関しては、回復期を過ぎた時期の方でも改善の期待があることが立証されています。

リハシード福岡では、川平法を用いながらリハビリの時間や期間に制約がなくご自身の目標に向けて作業療法士がご提供していきます。それと同時に麻痺改善の根拠ある技術を提唱しています医療施設様ならびに介護施設様、理学療法士や作業療法士を応援しています。
代表紹介

樋口 典子
作業療法士
脳卒中療養相談士
福祉用具プランナー
発表等
専門誌「作業療法」論文掲載 福岡県作業療法士学会 発表 地域リハビリテーション研究会 発表 第60回日本リハビリテーション医学会学術集会 発表
参加学会・研修会
日本作業療法学会 認知神経科学会 日本高次脳機能障害学会 全国地域リハビリテーション研究学会 回復期リハビリテーション病棟協会 佐賀県促通反復療法研究会主催研修会 鹿児島リハビリテーション医学研修会 川平先端ラボ オンラインセミナー 第60回日本リハビリテーション医学会 福岡県作業療法協会 会員
福岡女学院短期大学英語科卒 ミルズ大学とバークレー校留学
一般企業へ入社 2年後に国立療養所福岡東病院附属リハビリテーション学院作業療法学科に入学
卒業後、福岡市内の病院に勤務し作業療法科や回復期病棟の立ち上げに携わる。病院勤務、外来リハ、老健、通所リハ、訪問リハ等の勤務を経てリハ主任、作業療法課長就任。
鹿児島大学病院霧島リハビリテーションセンターにて5日間促通反復療法研修受講
その後、約70名のリハスタッフのOT課長として、リハスタッフ内に希望者を募り厳選し10名の部下を霧島リハビリテーションへ長期研修に送る。
・翌年、2回目の霧島リハビリテーションセンターへ研修
川平和美教授を迎え、リハスタッフ対象の院内研修
川平和美教授講演の専門職向け促通反復療法講座の助手、専門誌「作業療法」に論文掲載や学会発表等
発表論文は脳卒中治療ガイドライン2015の促通反復療法の資料の一部
出産のため14年勤務していた病院を退職、8年間子育て休職(保護者向けのモンテッソーリ教育勉強会開催)
整形外科クリニックと自費リハビリ施設にて勤務
脳卒中等の後遺症の方々が在宅生活で生活に不自由さを感じたりその中でも川平法にて麻痺の改善が大いに望めたことがきっかけに、自費訪問リハビリ「リハシード福岡」を開業
リハシード福岡にてリハビリを行いながら、整形外科クリニック兼デイケア業務委託契約している。