脳梗塞の発症を早期発見するには?特徴的な兆候
脳梗塞は発症から治療開始までの経過時間によって治療法が変わります。
命を守り後遺症を少しでも残さないためにも、早い受診と治療開始が大切です。
脳梗塞を発症するといくつかの特徴的な兆候が現れます。
脳梗塞を早く見つけるFAST(ファスト)
脳梗塞の異変に早く気付くためにもFAST(ファスト)を活用しましょう。
Face(フェイス)「顔」をチェック
顔の片側だけが不自然に下がっていないか、顔の麻痺が起こっていないかをチェックします。
「イー」と口を横に広げます。
鏡を見たり周囲の人に見てもらい確認しましょう。
Arm(アーム)「腕」をチェック
両腕をまっすぐ前に出し、手のひらを上に向けます。
そのまま目を閉じて5秒数えたあと、どちらか片方の腕が下がっていないか確認しましょう。
Speech(スピーチ)「言葉」をチェック
「生き字引(いきじびき)」という言葉を繰り返し発声してみます。
何度やってもうまく言えない場合は要注意です。
Time(タイム)「時間」を確認
これらのチェックで異変がみられたら迷わず「119」で救急車を呼びましょう。
症状が起こった時刻のメモします。
発症からの経過時間が治療方法に関わるため大切です。
また、脳梗塞の兆候が一度現れてすぐに治まる場合があります。
「もう治まったから大丈夫」など考えずに、異変に気づいたら一刻も早く受診するようにしましょう。
以上、FASTという脳梗塞の発症を早期に発見するチェックでした。
最後までお読みいただきありがとうございます。