麻痺した肘を伸ばす

リハシード福岡の樋口です。

左右の腕を交互に同じように動かしているつもりなのに、麻痺した側の肘が曲がっていた!

脳梗塞片まひ後遺症のあるD様から、マシントレーニングの時に麻痺した腕を見ていれば肘が伸びる、見ていなければ肘がのびていないことに気付いたとお話を頂きました。

伸ばしているつもりが伸びていないというのは、日常生活の動作でも見受けられます。また今回お話する「見て動作をする」ことの大切さは、片麻痺の自主トレーニングの考え方にもご活用頂けます。

見ないで運動をしていては、「肘が曲がった状態」を「肘を伸ばしている」と認識してしまいます。

自分が思った通りに動かすにはどうすればいいのか。
肘を伸ばす動作を見ること それを繰り返し行うことです。
そうすることでご自身の脳に認識させ、意図する動作を実現する近道となります。

健忘症に新しいことを記憶させる方法に「誤りなき学習」と呼ばれる方法があります。

Aの顔写真を呈示して名前カードAを指して「Aですね」と再認識させることを反復する。脳の中では「顔細胞A→名前細胞A」の興奮だけが反復することになり、「顔細胞A→名前細胞A」のシナプス結合だけが強化されて、患者はAの名前を記憶することができます。

麻痺の改善も同様な考え方です。

川平法は、ご本人の意図したとおりの運動を実現するために神経路を再建・強化するリハビリです。
「肘を伸ばす」という動作を、ご本人が動かしやすいようにセラピストが促していきます。
「肘を自分で伸ばせた」ということを身体から、そして目からも認識させていきます。

意図したとおりの運動を実際の生活場面でも実現するために反復した運動をする。そのためには、ご自分で見て動かすことです。

指も同じです。

リハシード福岡の川平法施術は、ご自身の動きを見ることをお伝えしています。

麻痺した手足を動かすリハビリをする場合、見ながら確実に動かしていくこと、見えにくい部位もありますが、なるべく見ながら動かしていきましょう。

引用元:川平和美 下堂薗恵 野間知一:片麻痺回復のための運動療法・促通反復療法「川平法」の理論と実際.医学書院,p5,2017

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